やぁ!今日はハチビキという魚を紹介するよ!
あんまり聞かへん名前やなー
そうだね、見たことある人少ないかもね。それにこの魚、赤い身なのに白身魚なんだ!
ん?なんやそれ??
こちらがハチビキというお魚です。
ハチビキとは
地元ではアカボラと呼ばれ、漢字で書くと「葉血引」。一応白身魚なんですが、見た目は真っ赤、中身も真っ赤で文字通り血を引くような色をしているため敬遠されていました。
しかし、近年温暖化の影響もあり、漁獲量も少し増え、さまざまな魚種の流通もさかんになってきたため、少しずつ価格もあがり、人気も増えてきている魚です。
生息域は日本では青森から沖縄まで広く分布しており、水深65〜300メートルくらいの岩礁に生息しています。ハチビキ専門の漁は無く、たまたま釣れたり、パーシーのやってる巻網等で混ざっていたりすることが多いです。
白身魚なのになぜ赤い?
そもそも赤身魚と白身魚の違いはミオグロビンなどの鉄分を含む色素タンパク質の量で決まります。つまり鉄分が多いのが赤身、少ないが白身ってことです。
ハチビキはミオグロビンなどの色素含有量が低いので赤い身なのに白身魚ということですね!
鮭は白身魚なのに餌の甲殻類によるアスタキサンチンという色素が影響しているのと似ていますね。
ハチビキは美味しいの?
ハチビキが獲れたら教えて!っていう声も聞こえるほど、食べたらハマる人も多いようです。
大きければ大きい程、脂が乗って好まれるようです。小さいものは干物などにされますね。
ハチビキの調理法
コレで白身魚って言われたら詐欺ですよね笑
しかも色だけでなく、味も若干マグロなどの赤身に似てるとか。。
今回はコチラを「炙り」と「煮付け」にしてみました。
捌いた感じは、身には脂が少なく、皮下に脂が多かったです。
皮を引いてしまうと脂がもったいないので、皮付きの炙りがオススメですね。
味は確かに少しマグロに似ているかな。
めちゃくちゃ美味い!ってわけでもなかったです。
脂が浮いているのわかりますか?
皮下に3ミリほどの脂の層があるんです。
ところが食べてみると、意外とあっさり。
身自体にはあまり脂はまわっていないのかな?
若干のパサつきもありましたが、まぁ美味しく頂きました。
まとめ
今回は赤いのに白身魚という変わったお魚でした。
パーシー自身は特別美味しいとは思いませんでしたが、ローカル人気の高いお魚です。
今後流通が盛んになってきたら高級魚になる素質を秘めているハチビキ。
もしスーパーなどで見かけたら食べてみて!
数年後には手が出せない価格になっているかも!?
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